スペインに行って語学学校に行かずに5ヶ月でDELE B2に合格できたのでその話をしようと思う。

B2辺りまでのレベルは頭の良し悪しに関係なく到達レベルで、5ヶ月で合格できたのにはいくつか理由がある。

  • フランス語のレベルがC1でヨーロッパの文法には馴染みがあった。
  • 単語も似ているものがあり覚えるのに苦労しなかった。
  • 初めの2ヶ月間は格安で家庭教師を雇ってひたすらアウトプットに時間を使った。
  • 発音が簡単でコミュニケーションが苦ではなかった。

それぞれのポイントを分析しようと思います。

ヨーロッパ言語はたくさん共通点がある

ヨーロッパ言語の特徴は英語にはない複雑な動詞活用とラテン語の影響が大きいので前置詞の使い方や文法の概念が極めて似ている。文法に割く時間が大幅に減ったことで少ない学習量で会話の練習に移れたことが一番大きい。

スペイン語は動詞の活用がフランス語より複雑なので実際会話で使って口で覚えていかないと書いて覚えた状態では会話の場合とっさに出てこないので使い物になりません。

ですが早い段階で会話の練習に入っていけたのはフランス語の知識があったから。

すでに他の言語を知っている人は習得が速い

英語ができる人も同様に第二言語の習得が早い気がします。

DELE B2に合格するにはなかなかハイレベルの単語を習得しなければなりません。これは読解の問題で非常に重要になってきます。

頻出頻度の高い単語というのはヨーロッパの言語でもかなり違います。

基礎単語2000〜3000語を抜けると他の外国語の単語が知っているか知っていないかでその後の習得速度が大きく違ってきます。

レベルが高くなればなるほど、単語は似通い見ただけで意味が分かるものが増えてきます。つまり英語やその他のヨーロッパ言語ができる人は基礎単語と文法を身につければ難解な文書も比較的楽に読めるようになるということです。

プライベートレッスンでひたすらアウトプットを行った

最初の2ヶ月は友達の家でお世話になっていて彼の家はバレンシア地方のだいぶ田舎なところだったの語学学校がなかった。

運良くプライベートレッスンをしている人がいたので週10時間(1日2時間の授業)を取る代わりに1時間6ユーロにしてもらった。

1ヶ月たった240ユーロで学べるものが多かった。多分語学学校に行くよりコスパの良い選択だったと思う。

1対1の授業なので必然的に自分でコミュニケーションを取りに行かなければいけない。文法に割く時間を最少にしてアウトプットにたくさん時間を使うことができた。

ひたすら暗記して暗唱にたくさん時間を割いた

文法の学習などのインプットは自宅で自習して授業では話すことと文法の疑問点などを明確にすることに努めた。

毎日日本についてスピーチする時間をもらっていたのでネットに転がっている日本の文化を紹介している文章を丸暗記、暗唱して授業で発表していた。

自分で書くと自然な文章にならないのと暗唱する段階で誰かに直してもらったものを使用しないと間違った文法や言い回しが身についてしまうので後々直すと2度手間で効率が良くない。

文章を丸暗記することで自然な言い回しが習得でき、文章の型は他の場面でも使い回しが出来るのでオススメです。特に日本の文化についてはよく聞かれるので一度覚えると何度も使う機会あり会話でシドロモドロになることが少なくなる。

試験でも日本の例をあげる時に特に力を発揮し、得点を獲得しやすい。使い慣れた話題に強引に持っていって、使い慣れた文章で流暢さをアピールするには持ってこいだ。

スペイン語は発音が比較的簡単で、変なアクセントがない日本語を話す日本人にとっては相性がとてもいい言語です。SとCの違いなど気をつける点などありますが、発音に苦労することなく言ったことが通じるということは言語学習の精神的負担がかなり減ることになります。

リスニングは短期間では身につかない

短期間でリーディング、スピーキングスキルはB2レベルまで到達することが可能です。

ライティングも試験用に文章などの型を覚えればなんとかなります。

問題はリスニングです。短期間では速い小難しい会話を理解する力が養われません。実際、脳の処理する速度が追いつかず単語は聞き取れても文章を全体を理解する力が十分ではありませんでした。インプットが足りていない証拠です。毎日テレビをスペイン語字幕で見て、移動中も常にニュースやポッドキャストを聞いて耳を慣らしていましたが聞き流しになっていたのかもしれません。聞き流しでも言語のイントネーションや発音を習得する上でとても重要なので無駄だとは思いませんでしたが、リスニングに関しては一朝一夕で身につくものではないと改めて実感しました。

国内にいながらも外国語は習得できる

フランス語もニュースや映画がしっかり分かるまで2年を要しました。多分この感覚が耳が開いたという状態なんだと思います。つまりは1、2年は現地に住んで四六時中その言語環境にいないとリスニングの力はつきにくいと思います。少なくとも母国語とターゲット言語の距離が遠いほど耳が開く状態まで時間がかかるはずです。

裏を返せば、リスニング以外は現地に行かなくともB2レベルまでは学校に行かずとも短期間で到達できるレベルだと言えます。

あとはその環境をどれだけ作ってあげられるかが重要で、今はSkypeのおかげで日本にいながら様々な人と話すことができるので、これをうまく利用すれば留学せずとも高いレベルに行けるはずです。