リスニングの学習効果をあげる為に

外国語を学習している多くの人にとってスピーキングとリスニングはなかなか効果が得にくく、習得に時間がかかる部分でもあります。
リスニングは受け身的な学習が多く労力もかからない為、通勤時間などの隙間時間に聞き流ししている人も多いんではないでしょうか?
発音やイントネーションに慣れるといった面ではたくさん聞くことはその言語に浸っていくことできるので効果的と言えます。

外国に住んでいてなかなか人の言っていることが分からない、リスニングの能力が向上しないのは長くその言語に浸っている時間が重要なのではなく、その質が大事だと言えます。

中〜上級者は聞き流しの方が大量の情報を処理できるので、学ぶものが多くなりますがこれはリスニングを鍛えるといった目的ではないのがわかります。

初〜中級まではリスニングを鍛える目的で質を意識しないとなかなか向上しません。
ではその質を左右しているものは何なのでしょうか?

それはリスニング時における緊張感やストレスが関係しています。

聞き流しはかなりリラックスしている場合が多く、ストレス状態はほぼ0という状態です。
0からストレスや緊張感が上がるにつれ、脳は音に集中し、リラックスにしている状態に比べてパフォーマンスが上昇します。
ですがある一定のレベルからパフォーマンスが下降し始めます。
これはストレスがかかりすぎている為です。

試験などの時に頭が真っ白になって聞いてはいるが頭には全く入って来ていない状態で一種のパニック状態です。これはストレスがほぼMAX状態でリラックス時と比べても学習パフォーマンスはかなり低いと言えます。

つまり適度のストレスや緊張感がリスニングの学習を効果的にする重要な要因だと私は考えています。

知らない人と外国語で話す時は少し緊張度が高いですが、友達になって会話などをする時は比較的言っていることが理解できるのは程よい緊張感と話している内容を聞き取り、会話をする為に集中している為です。

よくディクテーション(聞いて書き取りをする学習)が効果的と言われるのは、聞き取らないと書けないという程よい緊張感があるからなのです。

テレビなども同様で、海外ドラマを付けっ放しにしていてもその学習効果は非常に薄いです。

効果的にリスニング学習の効果をあげる工夫

ディクテーションをする
量をたくさんこなすことは難しいですが、効果は大きい。
デメリットは机に向かう必要があり、書くものも必要。通勤時間などの隙間時間には不向き。

テスト形式で問題を解きながらのリスニング
理解しようとする集中力を要するので効果は大きい。問題を解いた後、しっかり理解できているかトランスクリプションも確認する必要あり。
ディクテと同様のデメリットあり。

瞬間和訳
短文の方が最適。聞こえた文章を瞬時に頭の中で和訳する。外国語を外国語で理解することは非常に大事だがそれはリスニングの量をこなすことで自然に身についてくる。
和訳が瞬時にできない場合は理解できていない、もしくは文法の学習が甘い可能性がある。
訳した和訳からもう一度学習している言語に翻訳し直すことができれば尚良い。
この一連の流れがスムーズにできるようになればかなりリスニングの能力が高いと言える。

長文の場合は、ある程度聞いて日本語で要約する。できない場合は何となくわかったつもりでほとんど理解できていないと思ってよい。
要約した文を学習言語で言い直してみる。これはアウトプット、スピーキングの練習にもなる。
デメリットは再生と停止ボタンを頻繁に押さないといけない。

 

まとめ

リスニングの学習には適度の緊張が必要で自分に課題を課すことで学習の質をあげることが可能。